カタールワールドカップ・コンテナでスタジアム建設
2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会 。
カタールは、日本人には「ドーハの悲劇」として記憶されている国でもあります。1993年10月、日本のW杯初出場をかけた、アジア最終予選のイラク戦。終了間際に同点に追いつかれたあの時の光景を、未だに覚えていらっしゃる方もきっと少なくはないはず。。。
あの頃と今を比べると、日本サッカーの成長は著しいものがありますね。まさに隔世の感です。
さて、ここではW杯の話がメインではなく、コンテナスタジアムのお話です。
カタールワールドカップでは、世界で初めてコンテナを活用したモジュール・コンテナ建築、ラス・アブ・アブード・スタジアムが建設されます。通称「レゴ・スタジアム」と呼ばれるこのスタジアム。いったい輸送用コンテナを使って、あんなに大きな建築物を、どう建てるのでしょうか?
百聞は一見に如かず。まずはこの2つの動画をご覧ください。
座席、売店、トイレなど、スタジアムに必要な基本的な要素を「コンテナ・モジュール」で製作。コンテナ船で運び込み、ブロックのように組み立てることで、収容人数40000人、7階建ての巨大なスタジアムを構成します。
ワールドカップという一大イベントが終わった後は、それらを崩して別の場所へ運び、また別の建物に生まれ変わる。。
しかも、これらのコンテナは建築資材を運ぶためにも使われたそうです。
コンテナ建築の醍醐味である【サステナブル】という特徴を、現段階において最大限に引き出した建築物となるでしょう。
分離・移送・再利用が可能なワールドカップ史上初めてのスタジアム、ラス・アブ・アブード・スタジアム。完成した暁には、ぜひ現地に見に行きたいと思います!
出典:https://www.qatar2022.qa/en/stadiums/stadium-974